日墨修好通商条約の締結。
日本は幕末に安政五ヶ国条約(米・蘭・露・英・仏との二国間条約)を初め「関税自主権がない、領事裁判権(外国人が日本で犯罪で起こしても、日本側が罰せられない)を認める」といった不平等条約を結んでいた。
明治維新後、欧米化した日本はこれら不平等条約の改正を1つの目標として外交を展開していく。
このような情勢の中、陸奥は外務省に務め駐米公使ならびに駐メキシコ公使を兼任する。
そして、11月には日本全権としてメキシコとの間で日墨修好通商条約を締結させた。
※日本初の平等条約で、メキシコにとってもアジアの国と結んだ初めての条約