57歳の司馬遼太郎

1980年代は下記の作品・人物をあつかった作品を発表。
『項羽と劉邦』(1980年、新潮社) – 楚漢戦争。連載時の題名は「漢の風 楚の雨」
『ひとびとの跫音』(1981年、中央公論社) – 正岡忠三郎(子規の妹正岡律の養子)
『菜の花の沖』(1982年、文藝春秋) – 高田屋嘉兵衛
『箱根の坂』(1984年、講談社) – 北条早雲
『韃靼疾風録』(1987年、中央公論社) – ヌルハチ、ホンタイジほか。明から清への興亡を、平戸藩出身の桂庄助の目を通し描く。

1986年には財団法人大阪国際児童文学館理事長に就任。