56歳のパブロ・ピカソ

1937年、ナチス・ドイツは、スペインの小都市ゲルニカを無差別爆撃して数千人の市民を殺害。
ピカソは、以前からパリ万国博のスペイン館の壁画制作を依頼されていましたが、急遽、悲しみや怒り、抗議を込めて一カ月程で「ゲルニカ」を描いた。

《泣く女》

愛人のドラ・マールがよく泣く女性であったこともあり、ピカソは「ゲルニカ」の作品の中から泣く女を独立させ、彼女をモデルとして「泣く女」をシリーズ化していった。